営業オークボの科学技術解説:いろいろな水道管素材

営業スズシロ「水道管って、街どころか山の方にまで水道管を張り巡らしているみたいじゃないですか。よく考えられてますよね」
営業オークボ「ああ、前回の話か。確かにすごいよな」
(以下SとOで表します)
S「あれ? でも街の中で見かけるのと、川とか山とかで見るのとは見た目がずいぶん違いますよね? どう違うんですか?」
O違うっていうのは素材に関連しているかもしれない。水道管には色々な素材が使われているんだ」
S「素材ですか? なんかプラスチックみたいのとか、金属のとかですか?」
O「そうだ。まずは塩ビ管だ。言葉自体はよく聞くと思う。硬質塩化ビニル管を略したもので、耐久性、耐薬品性、難燃性に優れているのが特徴だ。樹脂だから錆びたり腐食しないのが良いところだ。でも低温環境だと割れやすい欠点もあるな」
S「灰色の管ですね。家の雨どいとかにも付けられてますよね」
O「そうだな、使用頻度は多いと思う。そして低温環境でも地震があっても優れた耐久性を発揮するのが、ダグタイル鋳鉄管だ。多くの水が流れる水道本線で使われていてな、だから見たことはないだろうな。100年以上前から使われているからその信頼性は折り紙付きだ」
S「100年以上の耐久性! とんでもないですね」
O「そしてステンレス管。これはよく見ると思うからわかるな。耐食性もあるし、耐久性とのバランスも良い。だから厨房設備とか、浄水器とか安全性が必要な場所で使われる」
S「人の体に入るものですから安全性は重要ですよね」
O「他に使用環境が限定されるが、水道用ポリエチレン粉体ライニング鋼管というのもある。亜鉛の溶け出しもなく内面の腐食もしにくい。内面は樹脂だが、管の端面は金属むき出し。だから防食接手を使って錆を抑える必要がある。また常温での使用が前提だ。30年から40年ぐらいで交換も必要だ」
S「内面と外面で特性が全く違う…。丈夫だけど扱いが少しだけ難しいって感じですかね」
O「最後が鉄管だ。しかし水道水内の塩素によって錆びやすいからな。今はほとんど使われていない。とまあ、この4種類が主な水道管の素材だな」
S「へぇ、水道管って一言で言ってもいろいろあるんですね。環境だって様々ですからいろいろ用意するのは当たり前なのかもしれませんね」
O「そう。だから仕事も種類ごとにやり方を変えていかなければならないな」
S「えっ? やり方ひとつで乗り切ろうと思っていたのですが」
O「一つじゃ無理だろ。ちなみにその一つは何だ?」
S「根性です!」
O「精神論かよ! 他の方法考えろ!」

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