希望のサイズ・数量のステンレス製ラシヒリング(ラッシリング)を短納期でご提供いたします。当社は規格にない径、長さ、板厚、素材の規格外パイプをオリジナルで作る全国でも唯一の専業メーカーです。

ラシヒリング(ラッシリング)をご存知ですか?
ラシヒリング(ラッシリング:以下ラシヒリング)とは充填式蒸留塔に使用される不規則充填物です。1914年にこの製品について特許を取ったドイツの発明家フレデリック・ラシヒの名前をとってラシヒリングと呼ばれています。ただ、ラシヒが取得した特許対象のリングのみならず、同じ目的で使われる、長さと半径が同程度の筒状の形状のもの充填物全般が、ラシヒリングと総称されています。材料は多様で、セラミック、金属、ガラス、プラスチック、カーボンなどがありますが、当社のラシヒリングはステンレス(SUS)素材です。

ハラサワのラシヒリングとは…
蒸留塔は主に液体化学混合物をその成分ごとに分離したり、精製して純度を上げたりするための装置で、最も有名で処理量も多いのは原油の精製からガソリンや灯油などに分離してゆくプロセスを行なう精油装置があります。蒸留塔には構造上で二種類が存在し棚上の構造が内部にある棚段塔と濾過装置のような充填物が詰まっている構造の充填塔の二種類があります。充填塔の充填物は、これも形状や製法などから規則充填物と不規則充填物に分類されます。このうちラシヒリングは代表的な不規則充填物です。

規則充填物と不規則充填物の違いとは?
不規則充填物と規則充填物は、充填塔内の気液接触面積を増やし、気液間の物質移動を促進するために使用される充填物ですが、それぞれ違いがございます。

[形状]
不規則充填物: さまざまな形状のものが存在し、一般的にセラミック、金属、プラスチック製で、ランダムに充填されます。代表的な形状としては、ラシヒリング、ベルルサドル、ポールリングなどがあります。
規則充填物: 規則的な形状をしており、一般的に金属製で、規則的に並べられます。代表的な形状としては、イントレックス、グッドロール、ハイパックスなどがあります。

[充填密度]
不規則充填物: 充填密度が低く、空隙率が大きくなります。
規則充填物: 充填密度が高く、空隙率が小さくなります。

[圧力損失]
不規則充填物: 規則充填物よりも圧力損失が大きくなります。
規則充填物: 不規則充填物よりも圧力損失が小さくなります。

[気液接触効率]
不規則充填物: 規則充填物よりも気液接触効率が低くなります。
規則充填物: 不規則充填物よりも気液接触効率が高くなります。
[適用範囲]
不規則充填物: さまざまな流体や温度条件で使用できます。
規則充填物: 低粘度流体や低温条件で使用されることが多いです。

[メリットとデメリット]
不規則充填物:
メリット: 安価、入手しやすい、さまざまな流体や温度条件で使用できる
デメリット: 圧力損失が大きい、気液接触効率が低い
規則充填物:
メリット: 圧力損失が小さい、気液接触効率が高い
デメリット: 高価、入手しにくい、低粘度流体や低温条件でのみ使用できる

不規則充填物と規則充填物は、それぞれ異なる特徴を持っています。使用する充填物は、充填塔の目的や処理する流体、温度条件などを考慮して選択する必要があります。

[もしラシヒリングが必要なら…]
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内容を確認後、折り返し担当者からご連絡いたします。
なお、お急ぎや直接のご対応が必要な場合はお電話(03-3893-6004)・FAXでも承っております。

よくある質問
Q1: 手書きの図面でも大丈夫ですか?
Q2: 図面がないのだけれど…
Q3: 実際に製造しているところを見ることができれば安心なのですが…

Q1: 手書きの図面でも大丈夫ですか?
A:過去にも手書きの図面をもとにした製造実績が多数あります!
相談を重ねて、ご一緒にイメージを実現しましょう!

Q2: 図面がないのだけれど…
A:ご安心ください!仕様を仰っていただければこちらで作成できます。
これまでにも弊社で図面の作成も行なった実績があります。

Q3: 実際に製造しているところを見ることができれば安心なのですが…
A:ご不安な部分があれば、ぜひハラサワの工場見学にいらしてください!
他にはない2軸ロール機でのパイプ製作をはじめとして、ハラサワの製造現場を全てご覧になれます。
実際の加工現場を確認し、受注応対のみでは伝わりにくいこだわりの品質をご自身の目でご確認いただけます。お気軽にご相談ください。

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