全面溶接はできますか。

サイズによっては可能ですが、追加工が必要となりコストが上昇します。
パイプの生産に当たって、ハラサワではコストダウンを考えて直線自動溶接機でのナメ付け溶接(溶加棒を用いずに溶接)を採用しています。しかし、加工の特性上、パイプの端部まで溶接することができません。未溶接部をなくす全面溶接を行なう際は「タブ」という溶接シロを設け、板材を切り出すことで作ります。例えば全長150mmの未溶接なしパイプをつくる場合、タブの長さを考慮し10mmほど余分に大きい板材を用意し、タブを作り、切り出す加工が必要となるため、その分コストが上昇します。
サイズによっては対応できない場合もございますが、お問い合わせいただければ幸いです。なお、タブ部分にはバリが発生します。

裏ビードを出したいが、板厚は何mmまで可能ですか。

Tig溶接にて加工を行うハラサワでは、通常0.5mm~2.0mmの素材を取り扱っております。しかし、裏ビードを出すことができるのは1.5mmの板厚までです。2.0mmの場合、可能な限り努力いたしますが保証不可となります。

どれぐらい真円にできますか。

径がおおむねφ60を超える場合は径精度が出来なりとなります。φ60以内で径修正可能な金型で対応可能な径であれば精度は約±0.4mmとなっております。しかし、ハラサワで保有していない径修正が必要の場合は金型の製作が必要になります。端曲げ、径修正を行なった場合は表面に傷が生じる可能性がありますので、詳しくは弊社までご確認ください。

自分で条件を確認しながら、加工を見たいです。

ハラサワは立会い加工を歓迎しております。お得意様でもよく確認しながら生産を見る方もいらっしゃいます。同時に工場見学もお受けしておりますので、お気軽にご相談下さい。