【ハラサワ採用物語】vol.2

―新卒社員の育成(入社後の育成)―

内定通知書の郵送が三月初旬ですから、入社日まで時間は殆どありません。初の新卒採用な上に勉強会メンバーより一回り以上も年下の社員を教育・育成するわけですから、教える側も『人材育成の大切さ』『仕事への動機付け』を学び、入社初日に行なうOff-JTの内容選定や各現場作業のスキルマップ作成の他、多能工育成の為の現場ローテーション・既存社員より担当お兄さん社員任命と、心情を察する為その社員との交換日記実施・入社前に職場の雰囲気に少しでも慣れてもらう為の社内アルバイトなど、次々に新しい制度を取り決めました。

Off-JTでは『挨拶の仕方』『電話応対(今では完全に定着しましたが、実はこの時から教育・実演練習を開始しました)』に始まり、ハラサワの概要、取引先、協力会社、一緒に働く仲間の紹介などを半日かけて講話や実習をし、一般的な物とは少し異なる、すぐに役立つ知識中心のOff-JTを行ないました。

二日目から始まった各配属現場でのOJTでは、次回それを見ながらある程度作業ができるようにメモを取らせ、その日に覚えた事・口頭では聞きづらかったり疑問に思った事は交換日記で反芻し合いました。

交換日記は毎朝提出してもらってその日の昼休みに担当お兄さん社員が返事を書いて渡すという構図で、ローテーション終了まで続けました。そして日記の内容を勉強会メンバーで共有し、問題があれば対策案を話し合い、受け持ち職場担当者は適宜フォローをしていきました。その時の交換日記は彼らの大切な成長の記録であり、思い出となっています。

更に、納品時には積極的に同行させて移動車中で沢山話しをしたり、新入社員と勉強会メンバーで自動車レースを観戦したりしました。

結局、現場ローテーションは七ヶ月に及び、その後の配属先では各人共、すぐに目覚しい活躍を見せてくれました。

十二月には、近隣の会場を借りて全社員・取引先様・町内会役員様参加の『テーマ別研究発表会』を行ないました。新卒社員の回には彼らの母校の先生もお招きし、三人合同で「脱・バイト敬語」「社会人のマナー」「差別化」の研究結果を三回に渡り発表してもらいました。

初めてづくしの新入社員教育でしたが、離職者を出すことなく、即戦力となる人材に育成することが出来ました。

(以下次号)

ハラサワ採用物語2