お客様FAQ vol.3

『最短納期0.5時間』を謳っているハラサワの板巻きパイプ。このキャッチコピーに対して「ホントに?」というご質問をいただくことは少なくありません。そこで第3回目となる今回のお客様FAQは板巻きパイプの納期についてです。それではお楽しみください。

Q. 注文した製品は、実働何日で納入ですか。
A. 通常、受注より1,5~2週間程度とご回答しております。最短でも材料入荷までに必要な日数分はどうしてもお待ちいただかねばなりませんが、ご相談いただければ弊社で加工分のリードタイムは短縮のご対応をいたしますので、まずはご連絡ください。

書き出しから顰蹙を買いそうですね。
オーダーメイドに近い板巻きパイプは、受注生産の事業モデルをしています。材料及び製品を在庫しておけないため、どうしても通常は以下の表のような流れの対応となるのです。

【製造の流れ】

内容 備考
1 受注 新規、リピート
2 材料手配 自給材、支給材
3 生産計画 リードタイム算定
4 現場への加工手配  
5 協力メーカーへの依頼 必要に応じて手配
6 製造・出荷

表の2からが実際ご注文をいただいてからの動きになります。
材料の調達には鋼種にもよりますが手配から入荷までに2~14日前後を要し、ここが第一のボトルネックとなります。

材料入荷後は弊社の工場にて製品を製造・加工しますが、ここでも前加工や後加工、外注の利用など工程数の増加に比例してリードタイムも増えるため、当然の話ですが「複雑な仕様のものほど時間がかかる」ことはご理解ください。

特に外注の利用が必要となる場合は注意が必要です。製品や材料、部品の輸送には1両日を要します。この、製品完成までの横持ちが第二のボトルネックなのです。

購買(調達)と輸送(配送)の2つが納期を決定する2大要因。ここをどう短縮するかが最短納期のキモ。中にはお困りの事情で弊社を頼って下さるお客様もおります。事前に図面等で製品情報をご連絡の上材料を持ち込み、その場での引き取っていただけるのであれば、ご対応も吝かではございません。これが私たちのできる最短納期です。

さて、これで板巻きパイプの納期についてご理解いただけたでしょうか。多くのお客様のご要望にお応えできるよう弊社も日々精進していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。