-地方採用の旅・沖縄編- 沖縄の大学はこんなところ

2016年2月中旬、次年度の採用活動のため、沖縄の大学就職課訪問を行ないました。延べ3日間で回ったのは国立大学、私学も含め4校。
印象としては、偏差値の低い学校の方が就職課の職員が熱心であること。無論、離島という地域性はあると思いますが、意外だったのは県外就職者の少なさでした。以前に北海道出身の学生を採用した実績があり、それと同様の方法で採用できるのでは?と考えていましたが、実情はそれとは違っていました。

県外企業の学内説明会も開催はされてはいますが、知名度の低い企業には学生が集まりにくいらしく、応募者がゼロで中止のケースもあると言います。確かに国立大には様々な企業からの求人票がファイリングされていましたが、私学では9割が県内の観光・サービスなどの接客業の求人票が占めていました。中国人観光客が客船で大挙し訪れ、それを受け入れるためのサービス業が必要であることも実感できました。

実際に出向き、対面し話を聞いて分かったことですが、学生も含めた沖縄県の県民性や風土、文化が本州、かつて採用を行なった北海道、とも大きく異なっており、沖縄では本人が県外に就職先を希望し内定を貰っても、家族の反対に合い内定を辞退させられるケースも少なくないと言います。

テレビやネットでしか知らなかった沖縄に行き、自分で見聞し、体験してみるとどうやら今まで株式会社ハラサワで行なっていた採用活動を再考せざる得ないかも知れません。