【ハラサワ採用物語】vol.4
―ハラサワ初の大学新卒採用(小規模製造業の面接)―
初めての会社説明会・一次面接を終えて二次面接への意志を確認したところ、声を掛けた学生全員から希望するとの答えが返ってきました。今度は実際に来社し、生産現場や事務所など自分達が働く環境を見学した後の面接となります。
ハラサワは現場主体だったため、前年の専門学校新卒生の入社に伴い生産現場はそれなりに整頓されていましたが、事務所は机の上に書類が散乱している状態でした。今回は見た目の第一印象がかなり重要なので、現場も事務所も5Sに則り最大限の整理整頓を実施し、社員の身だしなみから現場での挨拶の仕方まで注意を払いました。
そして、初めて会社を見学し面接を受ける学生が緊張していては本質的な評価が困難になると考え、会社見学の前に社員と学生だけで昼食を取らせることにしました。待合せ場所は会社ではなく駅の改札口、女子学生には女子社員を、男子学生には男子社員を配置し、少しでもリラックスできる雰囲気作りに努めました。
二次面接での質問事項は、社内を見学した感想や他社との比較、内定受諾の意思、会社説明会後の両親や友人の反応など、多岐に渡りました。率直な感想もありましたが、概ねイメージしていた町工場とは違った感想を持ってくれたようでした。
面接後、学生自身がしっかり考えられるよう一定の期間を設けましたが、一度出した内定を辞退されては今までの努力が無意味になってしまうので、メールでのやり取りだけは絶やさず続け、意思を確認し三次面接となりました。
面接前の昼食では、一人一人と更に色々な話をする為に私も同席し、できるだけ長い時間学生と接するように努めました。
面接では、「社会人になる事」「自分でお金を稼ぐという事」「町工場(マチコウバ)のよい所・改善していかねばならない所」・・・できるだけ包み隠さず話をし、その上でこれからのハラサワに協力して欲しい旨を伝え、納得した2名の学生に内定を出しました。
2名は入社までのアルバイト期間中に、内定意思確認会、勉強会への参加、事務所のデスク配置の企画の手伝いを経て、4月に晴れてハラサワの一員となりました。
(以下次号)