助成金を活用して企業発展を狙う!

政府が積極的に支援している中小企業のものづくり技術。その高度化のために様々な施策が行われていいますが、中でも多くの企業が注目するのが補助金や助成金などの制度です。ハラサワでもこうした制度を活用しつつ自社の強化を図っていますが、日々の努力の甲斐もあってこのたび「ものづくり補助金」の交付決定を受けることに成功いたしました。

この制度は、補助対象となった企業が行おうとしている「生産プロセスの革新」や「画期的なサービス・製品の開発(試作)」のために必要となる経費を政府が強力にサポートしてくれ、1社あたり最大で1,000万円もの補助金を得ることができるというもの。給付される金額が金額だけに例年多くの企業が利用を検討するようですが、申請方法が非常に煩雑で難解なために手続きを断念する企業も少なくないようです。

また、無事申請手続きを済ませてもその後には「採択審査」「交付決定審査」と二重の審査があり、苦労して手続きしても必ず制度の恩恵を得られるわけではありません。制度の利用後も5年間は手続き書類のやり取りが続くというのもこの制度の厄介なところ。事務能力の高い人材を抱える企業でなくてはなかなか苦しい負荷がかかります。

政府からの支援の対象となる企業は、「技術の発展に資するかどうか」「消費者や市場へ貢献するかどうか」「緻密且つ現実的な事業計画が組まれているかどうか」「国が支援するに値する企業かどうか」「他の企業のモデルとなる企業であるかどうか」「事業を適切に遂行できるかどうか」そういった点が審査されて選定されるそうです。荒川区の片隅にある小さな町工場のハラサワが選ばれたのにはちょっと恐縮な反面、誇らしいことと思います。

ちなみに、中小企業・小規模事業者の支援情報サイト「ミラサポ」では上述のような基準の審査を通過し、採択を受けた企業の情報を見ることができますが、参考までにぜひご覧ください。

https://www.mirasapo.jp/features/subsidy/vol1/index.html

今回、ハラサワは「チタン・ステンレスの板金加工工程強化と、自社製品の差別化」とのテーマで申請しました。みなさまにお届けするハラサワの板巻きパイプ。来年からは一味違うかもしれません。どうぞ今後ともハラサワの活躍にご期待ください。