ハラサワの現場教育

製造業では工業学校や理系大学の出身者が働くイメージが強いですが、弊社では文系大学出身の社員が多く働いています。製造から営業まで、ひとりで幅広く行なえるよう、弊社で必要とする人材は文系の学生であり、たとえ数学や機械の知識がなくても、一から立派な“ハラサワ社員”に育て上げることに自信があるからこそ、このような人材を積極的に採用しています。

ハラサワの新入社員の教育ではOJTとOFF-JTが採用されており、OJTでは具体的な機械の操作方法や技術の指導を行ない、OFF-JTでは基本的な社内のルールや仕事の流れ、心構えなどを教育しています。

現場では、先輩社員が手取り足取り機械の段取りから条件設定や加工方法について指導をしています。一人前になるまでは付きっきりで指導しますが、自ら自発的に考え、動ける社員になってもらうため、課題を課すような指導が行なわれます。金属加工に関するテキストを用いて知識を深めていく勉強会を実施し、毎週課題形式で様々な技術を学習し、学んだ知識を現場へフィードバックしています。

また、多能化を進めるにあたりILUO評価表を用いて作業者の技能を見える化し、誰がどの工程を行なえるかを見やすくするだけでなく、技術習得の向上心を高めることにも役立てています。

これらの現場教育の成果として、現在では多くの文系出身の社員が生産ラインを担当するまでになりました。

今回は弊社の現場教育についてその取り組みをご紹介しました。これらもお客様のご要望にお応えするための取り組みの一つです。これからも現場教育に磨きをかけ、お客様満足に貢献して参ります。